●2013年5月31日用事務所だより
第1 税務・会計・法務情報
《1》最近の税務調査でよくある質問事項
最近税務調査で、とりわけよく質問される事項を確認しておきます。
1)架空人件費
ポイント)
・従業員台帳やタイムカードとの照合
・座席表や内線表などで、架空人件費がないか
コメント)
勤務実態がない場合には、事実の仮装とされ、重加算税が課されます。
ペナルティの性格を持っていますので、結果的に否認された額に近い税金を納税することになります。
更に、3年後に再確認の調査に来るのが、最近の傾向です。
なお、最近の調査では、給与の源泉徴収簿と扶養控除申告書とのチェックは必須になっています。
(略)
《2》医療用機器等の特別償却について見直しが行われています(平成25年度税制改正)
医療用機器の特別償却制度につき、対象機器の見直しが行われました。(平21厚生労働省告示第248号、平25厚生労働省告示第95号)平成25年4月1日から適用されます。
(略)
第2 研修会情報
1)関与先様向研修会
(1)教育資金一括贈与特例解説セミナーを6月4日火曜午後に実施します。
(注)この事務所便りをお読み頂く時点では、終了しているかもしれません。
最近、お客様に会う都度、この制度の話を聞かれます。当初は、「元々ある非課税制度を使えば、面倒くさがり屋の人以外は、特に必要ありませんね」とご回答していたのですが。
その後の検討で、「本制度は、制度趣旨通りに使える良い制度だ」とわかりました。もちろん、注意点もありますが。
そこで、三井住友信託銀行福山支店のご協力を得て、弊所関与先様向けに、手続等の説明と、税制面での説明を一緒に行うという、コラボセミナーを実施することになりました。
(注)別途ご案内済みです。
第3 その他
1)執筆情報等
(1)旬刊経理情報
2013年5月10日・20日合併号旬刊経理情報にて、「誌上座談会 税務の核心 救済だけでなく新たなリスクも生じ得る更正の請求期間の延長と当初申告要件廃止による影響」が掲載されました。岡野訓先生・内藤忠大先生・白井一馬先生・村木慎吾先生との共著です。
2)外部研修会情報
1)中央経済社による『法人税の純資産』セミナーを7月5日金曜日午後3時~5時に中央経済社6階講堂にて行います。
講師は、濱田と書籍の共執筆者である村木慎吾先生です。
(応募は、既に申込み定足数に達したため、締め切られました)
http://www.chuokeizai.co.jp/zeinomado/editors-review/post_56.html
3)エンディングノート
自分が亡くなった後、自分のつきあい、あるいは財産のリストなどを整理するための、エンディングノートは、最近かなり知られるようになりました。
弊所では、以前からナルクのエンディングノートを紹介してきましたが、最近では、コクヨからエンディングノートが出ています。類似のバリエーションで、健康管理のためのノートなどもあるようです。
このコクヨのエンディングノートは、はぶ文泉堂(電話 084-)で扱っていますので、ご興味のある方は、お問い合わせ下さい。
なお、ナルク・コクヨのエンディングノートのサンプルは、弊所(4階顧問室)にありますので、どのようなものか見てみたい方は、お申し出下さい。
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INET用
《1》重要報道
1)脱税報道等
(略)