●2016年5月末日用事務所だより
第1 税務・会計・法務情報
《1》会社の役員・従業員の逝去の日以後に支給する給与と各種天引き
給与計算担当者の方にお読み頂きたい点です。
会社から給与が出ている役員や従業員が亡くなることがあります。
ここで、逝去の日以後に支給する給与で、通常処理とは異なる点があります。
(略)
《2》「復興お助けくん」が、利息の利子割なしに対応しています。
内藤忠大税理士の作成されている「復興お助けくん」ですが。
受取利息の計算や、報酬源泉の手取り計算などで活躍しています。
平成28年1月から、法人における預金利息は、県民税利子割が廃止となっていますが、これにも対応済のバージョンが公開されています。
http://homepage3.nifty.com/hourei/fukusuke/fukusuke.html
各法人の経理担当者の方は、活用されてはどうでしょうか。
《3》通勤手当の非課税限度額改正
「源泉所得税の改正のあらまし(平成28年4月)」が出て、非課税限度額上昇の影響を受ける場合の対応についてアナウンスされました。
結論からすれば、既に支払い済みの分についての非課税分の調整は、年末調整で調整することになります。
詳細は、改正のあらましをごらん下さい。
「源泉所得税の改正のあらまし(平成28年4月)」が
http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/pdf/h28aramashi.pdf
ただし、本改正は、新幹線通勤などで、交通機関又は有料道路を利用している者の通勤手当が月額10万円限度だったものを月額15万円限度に引き上げるものです。そのため、改正の対象になる方は、比較的少数に留まるものと予想しています。
《4》消費税増税は見送りか
この事務所便りの出稿時点では、まだ正式なアナウンスがありませんが。
消費税率の10%引き上げは、見送りになりそうです。
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増税延期「首相、かなり強い意向を持っている」
2016年05月30日 17時51分
安倍首相は30日、公明党の山口代表と首相官邸で会談し、来年4月の消費税率10%への引き上げについて、2019年10月まで2年半延期したい考えを伝えた。
(略)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20160530-OYT1T50100.html?from=ytop_top
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ただし、これに伴う各種制度がどうなるのかなどはまだ見えない部分満載です。
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税収増充てる予定、社会保障充実策は困難に
2016年5月29日(日)10時9分配信 読売新聞
消費税率の引き上げによる税収増を充てる予定だった社会保障の充実策の多くは、増税が延期になれば、棚ざらしになる見通しだ。
(略)
年金分野では、受給するのに必要な保険料の払込期間を25年から10年に短縮するとともに、所得が少ない高齢者らに原則、年6万円の給付金を配る政策を予定していた。これらの政策には約6000億円を充てるはずだった。このほか、低所得者の介護保険料を軽減する施策や、国民健康保険に対する財政支援の強化に約4000億~5000億円、保育所の運営費支援に約1000億円をそれぞれ使う予定だった。
http://news.nifty.com/cs/economy/stockdetail/yomiuri-20160529-50025/1.htm
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今後の報道にご注意下さい。
第2 研修会情報・執筆情報
《1》関与先様向研修会
現在予定はありません。
秋口に、例年通り、相続税・贈与税セミナーを開催します。
なお、改正消費税法セミナーは、今後の政局動向を見つつ開催を検討したいと考えています。
《2》外部研修会情報
1)「相続税税務調査の受け方セミナー」大和ハウス工業セミナー
7月3日日曜午後に福山ニューキャッスルホテルで、相続税税務調査の受け方セミナーを開催します。参加ご希望の方は、大和ハウス工業深町様までご連絡ください。
2)東北税理士会研修会(盛岡・仙台)
東北税理士会の依頼で、10月20日・21日に盛岡・仙台で研修講師を務める予定となっております。このため、19日水曜夜から21日金曜一杯まで、各種のご連絡ができない場合があり得ます。申し訳ございませんが、どうかご容赦下さい。
《3》執筆情報
今月は特にありません。
第3 PC関係
《1》TKCのWindows10 Update対応について
お待たせしましたが、TKCのWindows10 update対応が完了しました。職員の巡回監査時にアップデートをかけていくと思いますので、宜しくお願いします。
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INET用
(略)